家をつくる 12 [ui house]
引越しから怒涛の片づけを経て、
建築事務所の撮影も終わり、
雪もとけた今日この頃、やっとやっとホッと一息。
パソコンに向かうことができました。
家づくりの記事もすっかり更新が滞ってしまいました。
まずは、引越し直前の室内の様子を。
う~ん、キレイ(笑)
ヘリンボーン模様の床は美しく見事です。
わが家のギザギザな形とお揃い。材は岩手県産の栗を使いました。
薪ストーブもこの空間を十分に暖めることのできる大きさで、この冬は快適でした。
ストーブを設置した床には白い耐火煉瓦を。
これは最初の最初、憧れのペチカへの思い出の素材です。
2階の子ども部屋に通じる
梯子。
寝室の扉と、アトリエの扉。
白い壁に四角く開いた窓。
窓の先には、ウッドデッキが続いています。
さて、今回ご縁あって、わが家の設計監理をお願いしましたのは、
「一級建築事務所 暮らしと建築社」の須永ご夫妻です。
設計依頼の最初から最後まで、絶大な信頼と正確なお仕事をしていただいて、
なんとも素晴らしい家が完成しました。
須永ご夫妻との出会いは家づくり以上に、楽しく嬉しいものでした。
そして、施工はわが地元・飯綱町の「ツチクラ住建」にお願いしました。
こちらも素晴らしい丁寧なお仕事とチームワークの良い工務店さんで、
お願いして良かった!と思っています。
きっとこれから何十年と、メンテナンスや相談など心強い存在でしょう。
まだまだこの家に住み始めたばかりで、整っていないところばかりですが、
いろいろ手をかけて、作りはじめることができると思うと、ウキウキ♪
雪もとけて、いよいよ進められそうです。
←こちら
先日発売されたばかりの
「天然生活5月号」に
様子が掲載されています。
ぜひ書店などでお手に取って、
ご覧下さいませ。
まだまだ、
「家をつくる」カテゴリーで記事は続きます。
備忘録もかねて、しっかり書いておかないと(笑)
家をつくる 11 [ui house]
11月になりました。
里山は美しく紅葉し、近くの山々へトレッキングも良し、
たわわに実るりんごを摘むも良し、と
短くも楽しみいろいろの晩秋です。
でも、わが家は大きな〆切目前に
アワアワしておりました。
9月中旬からはじまった外壁張りも、
足場解体宣告をうけて、とにかく仕上げねば!と
焦る&疲労蓄積の日々でありました。
一度決められた解体日を「そこをなんとかあと一週間!」というお願いをしまして、
少し延命~。 (ふぅ…)
最後の土日を使っての仕上げです。
雨模様のお天気の中、建築家さんや友人のS田さんご一家も駆けつけてくださって、
なんとかどうにか、終わりましたよ~! ふおお~!
約2カ月のあいだ、早朝と週末を費やしてがんばってくれた夫に感謝。
そして、週末ごとに家族で駆けつけてくださった友人の皆さま、建築家さんに大感謝。
貴重な休日と、大変な労力を注いでくださって、ありがとうございました。
皆、にわか大工ではありながらも、
その仕事の結晶が
←こちら
どうです? なんと美しい外壁でしょう!
張り終えた翌日に現場へ行き、
足場と幕がはずれ、家が現れた光景を見て
思わず「わぁーきれい!」と息子と歓声を
あげてしまいました。
これからの長い間、今回お力を貸してくださった
友人たちと食事やお酒を共にするたびに、この外壁張りの話がつまみになるのだな~と、
それも今から楽しみのひとつでもあります。
家をつくる 10 [ui house]
いよいよふじの収穫もせまってきました。
秋深し、冬が駆け足で近づいてきています。
そんな季節の移ろいの中、家の工事も急ぎ急ぎ(焦)
9月中旬からはじめた外壁張りもひと月半が過ぎ、
そろそろ終盤かな~、と思っていた矢先!
ついに足場解体の宣告を現場監督さんから受けました。
アワワワ…。
父友数名にかわるがわる助っ人に来ていただいたり、
夫は、ほぼ土日は早朝から日没まで、平日は出勤前の1時間ほど作業をしてきましたが、
終ーわーらーなーいー(白目)
今回の壁は下から重ねて張っていくため、屋根に近くなればなるほど、
足場は必要になり、また屋根の傾斜に合わせて、
板を1枚1枚斜めに切る必要があるので、上になればなるほど時間がかかります。
そんなわけで、終盤の方が足場が必要!
でも…何事もお尻を決めることは大事でありまして、
足場のレンタル代もありますし、そのあとの工事の進捗状況にも影響がでるわけです(汗)
私も微力ながら(というかいてもたってもいられず)、
赤ちゃんおんぶしながらトントントンとやってみました。
耳に響いて泣くかな~と思ったけど、意外と背中で静かに固まっておりました(苦笑)
でも、おんぶしているので、足場の狭い隙間などには入れず、手の届く範囲のみ。
それでもけっこう進みましたよ~。
素人が外壁張りで悪戦苦闘するなか、
内部では棟梁が黙々と床板張りをしていました。
とーてーもー細かい作業でして、
通常の張り手間の3倍かかるとのこと。
いやはや、申し訳ございません(汗)
棟梁も日曜祝日関係なしで、休みなく来ておられます。
この現場が終わったらちゃんと
棟梁には会社から長期休暇などいただけるかどうか、
おばちゃんとしては心配しております。
と、とにかく、期日内に外壁張りが終わるかどうか、、、、
でも、高所作業なので安全第一に進めなければデス。
家をつくる 9 [ui house]
信州の秋、こちら北信も朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。
稲刈りもはじまり、りんごの木々にも赤い実がたくさん~♪
秋らしいさわやかな良い日和が続いています。
さて、家づくりもいよいよ自分たちでも動かねばならぬ時がきました!
そうです、その名も「自主施工」(ダダーンッ!)
つまり、自分たちでやってね、ってことです。
まずは床下や外壁の防蟻剤の散布から始まりまして、お次は外壁張りです。
今回の家づくりに関して、建築家さんにすべてお任せしているわけですが、
外壁のイメージだけは希望があった私。
それは「柿張り」(こけらばり)という名の張り方で、
薄い板を鱗状に一面張り詰める壁にしてみたかったんです。
建築家さんのデザインイメージを壊さないか?予算的に可能か?と
おそるおそる建築家さんに伝えたところ、「自分たちで施工するならできますよ」とのお返事!
おお~!ならば、やるしかありません。
小声( 夫よ、がんばって張っておくれ… )
というわけで、外壁張り第一弾を週末の土日におこなったわけです。
秋晴れのさわやかな土曜日、建築家さんご夫妻とスタッフ、
友人ご家族に集まっていただき、始まりました~。
外壁材はレッドシダー(米杉)という大木で、防虫効果や耐久性もあるそうです。
幅がまちまちな材をうまく組み合わせながら、棟梁がつけてくれた胴縁に釘で打っていきます。
←1段目こんな感じ。
ひたすらトンカチで
トントントン。
とにかく壁に
トントントン。
「棟梁だったらどのくらいの期間で仕上がりますか?」とお尋ねしたら
「…一週間ちょっとですかね」と。
ということは、にわか大工がやるとなると…3週間はかかりますな、毎日やって(汗)
ま、まずはこの2日間でどんな感じになるか、試してみないと!ですね(白目)
私ができることと、といえば、(ホントは赤ちゃんのお世話なけりゃ毎日コツコツやりたかった!)
お昼にお手伝いの皆さんにまかないを出すことぐらい~、というわけで、
1日目はザ・カレーライス。トッピングはチキンカツや揚げ野菜。サラダや果物も。
2日目はザ・おでん。鮭おにぎりやイカ飯、酢の物など。
棟梁もご一緒していただいて
楽しいお昼ご飯のひととき。
一同、棟梁の食べっぷりに
おののきつつ(笑)
お腹いっぱいになったホロ酔いの
お父さんたちはグダッと横たわっていたり…。
でも1時になったら、またムクッと起き上がり、トンカチをにぎってトントントン。
快く、にわか大工募集に参加してくださったお父さん方には、大感謝です~!
どうです?すばらしいでしょう~?
あえて不規則に張っているわけですが、
それって結構むずかしいんです。
皆さん、枚数を重ねるごとに
木目を意識してみたり、それぞれに上達しておりました。
小声( あ、お父さんたちががんばっている間、
お母さんと子どもたちは楽しくピクニックをしておりました )
と!こんな感じで、外壁張りは始まりましたが、
今後はコツコツと夫がひとりでがんばって張っていかねばです!
まだまだ続くよ外壁張り、トントントン。
家をつくる 8 [ui house]
暑さも秋の長雨で、どこかへ行ってしまったような?
すっかり涼しくなった飯綱町です。
家の工事は粛々と進んでおります。
朝、息子を幼稚園へ送る前にまず現場へ。
炭酸好きな棟梁に差し入れもかねて。
壁の合板が張られ、より室内らしくなってきました。
←ここは私のアトリエ~!
その上は息子の部屋です。
息子は棟梁から木片をいただいたり、落ちている釘なんかを見つけて、
「宝物だ~」と大喜び。
棟梁にもプレゼントをあげる~と言って、蝉の抜け殻なんかをあげていましたよ(汗)
社長さんにもあげるんだ~と言っていたな…。
棟梁はお若い(おそらく20代半ば?と勝手に推察)ですが、
お仕事がとても丁寧です。
道具類などが詰まった車の荷台なんかは、きちんと整理整頓されていて、
(おばちゃんはしっかりチェックしてまっせ~笑)
こういうところでも、仕事ができる!というのが、わかっちゃうものですよね。
私も見習いたいものです。
そのうち、コカコーラとピザを差し入れしたいな、と思います。
家をつくる 7 [ui house]
さて、昨日は上棟式でした。
建て方はすでに先週終わっていましたが、
日を改めての上棟式です。
施工をお願いしている工務店の社長さんを筆頭に、
棟梁やスタッフの皆さん13名と
設計事務所の皆さん4名、そしてわが家4名の
総勢21名の大勢で式がとりおこなわれました!
お天気は直前にザザーッと降ったり止んだりの
ちょっぴり残念な感じではありましたが、なんといっても屋根がもうありましたから
平気平気!
上棟式は社長の祝詞にはじまり→四方お清め(角がいっぱいなので大変~笑)→
木遣り→挨拶→記念撮影と、和やかに進み、無事に式を終えることができました。
私は初めて木遣りを聴きましたが、皆さん美声の方々ばかりで、とても素晴らしかった!
工務店の皆さんのチームワークの良さを歌声に垣間見た時でもありました。
式が終わったあとは、こちらからの感謝の意を込めて、
ご祝儀と引き出物を皆さんにお配りして、お開き!となりました。
小声( さすがに餅は屋根からまきませんでした~。ちょっとやってみたかったけど。笑 )
人生いろいろ経験、初めての上棟式も良い勉強となりました。
ちなみに引き出物の内容は、紅白饅頭・お赤飯・折詰・お酒という
基本的なものにしてみましたが、わが町でお金を使おう!ということで、
すべて地元のお店で揃えました。
帰宅後、わが家でも同じ品々でささやかなお祝い。
引き続き、工事の安全と完成を願いつつ、ホッと一息でした。
家をつくる 6 [ui house]
お盆休みも終わり、いよいよ家の工事も本格的になってきました!
今日は「建て方」ということで、家の構造の要である柱や梁を一気に組み立てていく日でした。
前日までに、基礎のまわりには足場が組まれ、材も運びこまれ、準備万端。
工務店の大工さん一同が集まり、組み立てがはじまりました。
私と息子は遠巻きに、次々とクレーンで吊上げられていく材の行方を眺めていました。
とにかく巨大クレーンに大喜びでありました(笑)
あらかじめ材には組む部分の溝などが掘ってあり、それを場所々にクレーンで
的確に運び、はめこんで、木槌でたたく、なんて感じで進んでいました。
お天気に恵まれたのはとても感謝! だけど残暑厳しく、暑い!
職人さんも汗だくでがんばっておられました。
息子は、とにかく今まで見ていた紙の図面や模型に実際の家のスケール感が
わからなかったようなのですが、今日、ようやく「家」をリアルに感じたようで、
とても楽しそうでした。
小声( お母さんも同じだよ。やっと大きさを実感できた。笑 )
親として、ちょうど5、6歳くらいの幼児時代に、
家をつくる工程をライブで見せることができたのは、本当に良かった!と思うのです。
建築家さん、大工さん、重機オペレーターさんなどの仕事ぶりを自分の目で見て、
紙に書いてあった図面が、どうなっていくのか?という「不思議」を
確かめることができるのだから、こんなに楽しい学びはないな、と。
お昼にいったん休憩をしに家へ戻った息子は、図面を見ながら
何やらせっせと家の絵を描いたり、クレーン車を描いたりしていました。
夕方になる頃には、雲が広がり、涼しい風が~。
屋根の梁が全部、はめ終わったようです。
明日もまだまだ建て方は続きます。
家をつくる 5 [ui house]
んが、ちびっ子の夏休みはまだまだ続く…(倒)
各地暑さ本番のようですが、
皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
ついこの間までは、大雨が多くて
基礎工事も遅れ気味だったのに、
いきなり夏が来た!というような
暑さが続いています。
それでも、夜に窓を開けたまま寝ると、
風邪をひいてしまうという、この寒暖差のある、わが町です~。
息子に「絶対見たい!」と言われて、先日、基礎にコンクリートを流す工程を見に行きました。
しばらくぶりに来てみましたら、おお!固まっている!
枠もはずれていて、不思議~な形が、くっきり。
迷路?
通りかかった友人が「おもしろい形だね」と評しておりました。
炎天下の中、作業している職人さん、ありがとうございます。
家をつくる 4 [ui house]
地盤改良も終わり、基礎工事がはじまりました~。
とはいえ、連日の大雨の影響で、工事が遅れているそうです(汗)
ショベルカーで掘った穴に並々と雨水が…。
これをポンプで排出しつつ、職人さんが手際良く作業を進めていました。
コンクリートを流す枠を組んでいましたが、
家の独特な形状がボンヤリと浮かんでいました。
土の上に座って様子を眺める息子と近所の見知らぬご老人も見学。
息子は「コンクリートミキサー車はいつくるの?絶対見たい!」と、、、
いつでしょうかねぇ?
家をつくる 3 [ui house]
地鎮祭も終わり、工事も先週からいよいよはじまりました。
土地は緩やか~に傾斜しているので、
まずは家の建つ部分に盛り土をします。
鉄板を敷いて、ダンプカーやショベルカーなど
男児がワクワクしちゃう重機たちが入ってきます。
もちろん、息子も大興奮~。
あっという間の数日で、運んで、盛って、のして、固めて、と
こんもりと土台が出来あがっていました。
お次は、その盛り土の地盤改良。
穴をあけて、柱状にコンクリートを流して固めて、地盤を強くしていくそうです。
この様子も息子見入る、、、いや魅入るかな。
コンクリート製造機付きトラック?みたいなのを、ジーッと観察。
これらが終わると、いよいよ基礎工事がはじまります。